経理
経理初心者必見!「キケンな3K」はご存知ですか?
経理の現場でよく使われる用語の中に、「キケンな3K」と呼ばれるものがあります。
会議費・交通費・広告宣伝費の3つで、全ての頭文字がKなので3Kと呼ばれています。
いずれも日常的に発生する費用ですが、使い方や処理を間違えると、確認が入った際に説明を求められる可能性があります。
「これって会議費で処理して大丈夫?」
「交通費の記録ってどこまで必要?」
そんな疑問を感じたら、ぜひこのブログを参考にしてみてください。
処理に迷ったときは、まずは証拠や記録を残すことが大切です。
不安な場合は、経理実務に詳しいパートナーに相談してみるのも一つの方法です。
弊社では一般の経理業務からCFO業務まで、経理初心者の方にも丁寧にサポートしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
そのランチ、本当に会議ですか?(会議費)
・社内会議でのお弁当代
・取引先との打ち合わせ後の軽食代
⚠️キケンポイント
会議費は「業務に必要な会議にかかった費用」として認められるものですが、プライベートな食事などを“会議”と称して計上すると、確認が入った際に説明を求められる可能性があります。
中小企業でも交際費が年800万円を超えた部分は経費にできないなどの場合があります。
💮回避するためのポイント
・会議の内容・参加者を議事録や記録で残す
・明細書に「社内打ち合わせ(〇〇プロジェクト)」などと具体的に書く
などの対応をしておきましょう!
それ、誰の移動ですか?(交通費)
・営業担当の出張交通費
・顧客訪問の電車代
⚠️キケンポイント
交通費は正しく使えば全く問題ない費用ですが、プライベートな移動を業務のように偽って計上するケースが見られます。
例えば、家族旅行の新幹線代を「出張費」として計上したり、実際には行っていない場所への交通費を計上したり・・・といったケース。
経費計上が不正であると指摘されかねません。
💮回避するためのポイント
・目的地や訪問先、目的を記録しておく
・領収書やICカードの履歴も保管しておく
などの対応をしておきましょう!
実体のない広告に注意!(広告宣伝費)
・チラシやWeb広告の出稿費用
・SNSのインフルエンサーへの依頼費
⚠️キケンポイント
広告宣伝費は費用の幅が広く、「宣伝したことを証明しづらい」ものもあります。
架空の広告業者に支払ったことにして現金を抜いたり、成果の出ていない広告費が不自然に高額・・・といったケースも少なくないようです。
「本当に宣伝したのか?」「費用に見合う実態はあるか?」などについて厳しくチェックされます。
💮回避するためのポイント
・出稿実績(掲載URL・チラシ現物)を残す
・SNSの場合は投稿のスクショや閲覧数データも記録する
などの対応をしておきましょう!
日常的な費目ほど危うい。
会議費・交通費・広告宣伝費は、日常的に使われるからこそ、注意が必要な費目でもあります。
記録をきちんと残し、どんな目的で使われたのかを明確にするだけで、リスクを大きく減らすことができます。
「なんとなくで処理してしまっているかも…」と感じた方は、経理業務に強い私たちにご相談ください。
面倒な日々の処理から経理業務全体の見直しまで、御社に合わせたサポートをご提案いたします!😊